海外で働きたい、海外で暮らしたい。現地採用だったら手っ取り早く、好きな国で働いて暮らせる。けど、ずっとその国で働くか分からないし、いずれ日本に帰ってくるかもしれない、その時は日本でまた仕事見つかるだろうか?
そんなふうに考えて海外に出ようか迷っているあなたに、現地採用で既に働いているけど将来どうなるだろうと思っているあなたに、私がタイ現地採用で5年働いた後に日本に帰ってきた実体験の記事をご参考にお届けします。
私のキャリア
大学卒業後そこそこのメーカーで、日本国内で営業してました。
その会社で5年働いて、思い立って世界一周の旅に出ました。次はどこの国で働いて生活しようといった視点も持ちつつ旅をして、勢いのある東南アジアで、生活環境の整っているタイで、働くことに決めました。
タイではあるメーカーでの海外営業職に就くことができました。憧れていた海外営業の仕事です。タイを拠点に、各国を飛び回ってました。タイでの生活も楽しみつつ海外出張にも出かけられる、忙しく簡単ではない仕事でしたが、充実していました。
5年間タイで働きましたが、結婚と妻の妊娠をきっかけに日本に帰ることにしました。
タイでの仕事は辞めて、日本に帰国しての転職活動でした。海外営業という経験を武器に転職活動を行い、2ヶ月ほどで某大手メーカーの海外営業職の内定を得ることができました。以前に日本で働いていたときよりも、タイで働いていたときよりも、待遇は大幅アップです。いわゆる、ステップアップ転職と言っていいでしょう。
ポイント1,タイの現地採用でキャリアチェンジ
日本で志望しつつも、全然チャンスが訪れなかった海外営業の仕事に、タイでは本当に簡単に就くことができました。タイで就活を始めて、内定を得るまでたったの3営業日。
現地採用では、新しくチャレンジしてみたい仕事に就きやすいと思います。日本でやってたキャリアの延長も、もちろんありですが。
ポイント2,日本に帰国したときに使える武器を育てる
私の場合の武器は、海外営業という経験です。5年間、必死に働きました。日本での転職活動のときには、タイでの就労経験を存分に語りました。
現地採用で緩く働きたいと思っている人は、そういった働き方もできるでしょう。それでもし日本に帰ってくるとなった時は、ステップアップ転職は難しいでしょうね。
あとは、同一業界に絞るというのもいいと思います。この場合も国を変えて転職する場合は、転職しやすいです。職に就くのが簡単な現地採用で、希望の業界に就職し、日本に帰ってきたときに同一業界で転職というパターンです。
おまけ、世界一周の経験は?
世界一周の経験は、転職活動時にプラスになるか、マイナスになるか?私の場合は、どちらでもなかったかな。
その経歴が気に入らない企業には、書類選考の段階で落とされたでしょうし、書類選考通った企業は気にしなかったということでしょう。世界一周は言ってしまえば遊びなので、それが転職のプラスに働くことはなかなかないかもしれません。
私は、海外に出たいから世界一周して、その後タイで海外営業として働いて、日本に帰ってきてからも海外営業を志望していたので、「海外」という一貫したキーワードがあります。その一貫したものがあるから、日本に帰ってきてからの転職活動時もマイナスとなることはなかったのかなと思ってます。面接までたどり着いていればの話ですが。
まとめ
私は、うまくいったパターンの人です。海外でやりたいこといっぱいやってから日本に帰ってきて、1年目で家まで買えたぐらいですので。普通は同じ企業に3年ぐらい勤めていないと住宅ローンの審査も通らないようですが、1年目でも会社名で住宅ローンが通ってしまいましたから。
現地採用で海外就職したい人、すでに現地採用で働いている人、どうぞご参考にしてください。