Ochapan World

海外経験豊富(世界一周、タイ移住、海外営業マン)な子育てパパによるブログ

世界一周して好きな国~ミャンマー~ミャンマー人が優しすぎる件

私は世界一周で45ヶ国を訪れ、その後も訪問国数を増やして今は51ヶ国に行ったことがあります。

頻繁に聞かれる、「世界一周して好きな国はどこ?」の質問ですが、その時の気分によって答えていることは違うけど、よくミャンマーと答えています。

 

ミャンマーが好きな理由

人が優しい、からです。

私は観光でしかミャンマーに行ったことがなく、仕事では行ったことがないのでビジネスの場となったら印象が変わるかもしれませんが、私が3回ミャンマーを訪れた中で何度もウルルン滞在記的な経験をし、ミャンマーが大好きになっています。

 

私がミャンマーで感動した経験を紹介します。

 

2切れの鶏肉

私がミャンマーの中でも一番好きな場所はバガン。仏教遺跡があちこちに立ち並ぶ場所。

私はバガンのある寺院でお土産を売っている少女と仲良くなりました。

その少女がお昼時にお弁当を分けてあげるので一緒に食べようと誘ってくれました。ローカルな人たちがどんなものを食べてるんだろうと興味があった私は、恐縮しつつも一緒にお弁当を食べさせてもらうことにしました。

彼女のお弁当は、チキンカレー。といっても、大量のお米に少量のカレールーと2切れの鶏肉のみ。

私にお米とカレーと鶏肉1切れを分けてくれました。お米は大量にあったのでそこまで気は引けませんでしたが、2切れしかない鶏肉の1切れをくれたので申し訳なくなっしまいました。

彼女は大量のごはんに少量のカレーをかけつつ、元気にごはんを食べています。しかし彼女はもう1切れ残っている鶏肉に手をつけようとしません。私が食べなよと言ったら、私にもう1切れを食べてっ言うのです。そんなことはさすがにできないので、彼女に食べなよと何度も言ってたら、彼女はその鶏肉1切れを半分に割って、半分は自分で食べ、半分は私のお米の上に乗せてくれたのです。

その彼女の優しさにとても感動してしまいました。初ミャンマー訪問時の訪問後すぐの出来事で一気にミャンマー大好きになりました。

 

サッカーボール

これもまたバガンでの出来事。今度はお土産売りの駆け出しの少年。その少年は自分のお土産売り場を持っていなく、自転車で旅行者を追いかけてはお土産を売ろうと頑張っています。

あるとき彼は私を見つけて、お土産を売ろうと懸命に私の後をつけてきました。私はチキンカレーの少女のところでお土産を買っていたので彼からお土産を買うつもりはありませんでした。それでも彼はしつこく、そして人懐っこく私についてきます。私が自転車でお寺巡りをする間、彼もずっと自転車で追いかけて来ていました。けどその日は彼は諦めて、帰って行きました。

次の日、また私が自転車でお寺巡りをしていたら、彼が私を見つけて嬉しそうについてきました。お土産を買ってとはしつこく言わず、嬉しそうについてきます。私も彼とのおしゃべりを楽しみつつ、観光を続けていました。そうしているうちに、彼は自分の家に遊びに来ないかと誘ってくれました。

遊びに行った彼の家は、ぼろぼろですが、何人もの兄弟たちと楽しそうに過ごしている様子でした。サッカーをしようと誘ってくれ、空気の抜けたぺしゃんこのサッカーボールを蹴って遊びました。

彼からもお土産を買いたくなったので、お土産を買わせてもらいました。すると彼は、お礼がしたいのでついて来いと言います。大きな市場をぐるぐるぐるぐる歩きます。そして彼は意を決した様子で、あるお店の前で立ち止まりました。そこにはサッカーボールを売っています。なんと、彼は私にサッカーボールを買ってくれると言うのです。

あなたの家にあるボールは空気抜けてぺしゃんこでしょ。毎日同じマンチェスターユナイテッドのユニフォーム着ていて、私が食堂に行ったときはその食堂においてある新聞のサッカー欄を必死に見ていて、あなたサッカー大好きで、自分がサッカーボール欲しいんでしょ。

そんな彼からサッカーボールを買ってもらうなんていう申し訳ないことはできず、ただただ彼の心意気に感動し、逆にサッカーボールを彼に買ってあげました。その時の彼の嬉しそうな顔は忘れられません。

 


まとめ
他にもミャンマーでウルルン滞在記的な出来事はたくさんありました。普通に観光しているだけで何かしらの出会いがあり、ミャンマー人の優しさに触れまくりました。

 

やっぱりそんな素敵な人たちがいるミャンマーが大好きです!